これは私が学生の頃、1月に保育園実習へ行った時のエピソードです。
夕方の自由保育の時間。5歳児クラスのAちゃんは色鉛筆を使って絵を描いていました。
一枚の画用紙に向かって夢中になって描き進めていたAちゃん。その絵を見てみると赤い三角帽子を被り、スカートを履いたような可愛らしい人物のような絵でした。
その時の私はスカートに見えたこともあり、「女の子を描いたの?」と尋ねました。
するとAちゃんは「これはてるてるサンタだよ!」と答えました。
想像しなかった返答に、私は胸が高鳴ました。そして様々な質問を次々に繰り出していました。
Aちゃんは私の質問攻撃に嫌な顔をせず、むしろ誇らしげな表情を見せながら
「てるてるサンタはAちゃんがつくったの!」
「てるてるサンタは、お部屋に飾ると雪が降るんだよ!」
「雪が降ってほしい時に飾るの!!」
と教えてくれました。
その時のエピソードは私の実習記録簿に書き記してあり、その時の所感は「子どもに積極的に話し掛けてコミュニケーションを取ることで、子どもの高い発想力や想像力、表現力に触れることができた。」的なことが書いてありました。
私はその記録を昨年読み返し、今の私だったらスカートを履いてるだけで女の子と決めつけないな、とか、子どもが没入して絵を描いている時にむやみやたらに話し掛けないな、とか、もし担任であったらAちゃんの「てるてるサンタ」をAちゃんが発信できるような環境を作ってクラスで共有するのも素敵だな、とか、、、色々考えました。
当時の私を否定するつもりはありません。ただそれから約15年経ち、自身の保育観も少しずつ深まっているのかなぁなんて、ポジティブに振り返った出来事でした。



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