手づかみ食べの時期の配慮

保育

「自分で食べたい!」という気持ちが芽生えてくると【手づかみ食べ】が始まっていきます。

その頃、食事の時間以外に注意して欲しいのが、遊びの場面です。

手づかみ食べをする頃の身体的発達はハイハイも盛んになっていくでしょう。様々なものへの興味関心が広がり、気になったものに手を伸ばしたり舐めて確かめたりします。

大人のように、食べ物だから口に運ぶということはせず、それはもう思いのまま舐めたり口に含み飲み込もうとしたりしています。

皆さんのご想像通り、誤飲、誤食による人体へ有害なものや窒息などの危険が大変高い時期です。そのため飲み込む危険のあるものの排除は必要です。例えば、頻繁に事故として取り上げられるのが、タバコ、ボタン電池、磁石、大人の薬等、生活には大変身近なものばかりです。

昨日までしなかったことも、子どもの成長発達は侮れず、数時間後には簡単にやってのけます。なので例えば今現在子どもはハイハイだからテーブルの上は大丈夫!ではなく、いつつかまり立ちをしても良いように普段からテーブルの上は整頓しておくなど意識を持っておくことが必要ですね。

ただ、本当に大きな事故や生命に関わることには排除が望ましいですが、子どもにとっては様々な興味関心に触れる大変貴重な体験を重ねる時期でもあります。

なんでも【排除】ではなく、側で見守りながら安全に十分注意した上で、子どもが様々なものに触れ、感じる経験の保障ができたら良いなと思います。

例えば、戸外遊びでは砂や小石等口に含む子どもの姿をご覧になることは少なくないはずです。

しかし、砂も小石も大人にとっては衛生的でもないし、美味しいものでもないし、大きさによっては窒息の危険もあるものなので、すぐに「ダメじゃない!」といって取り上げたり、その場所から遠ざけたりする保護者の方も多いかと思います。

勿論、危険がる時には素早い対応が必要ですが、戸外で子どもが砂や小石を舐めた際、子どもの表情を踏まえ「じゃりじゃりしてるね。」「美味しいかな?なんだか美味しくなかったね。」などとその行為に共感しながら言葉を添えて、ゆったりと子ども自身が何かを感じる体験も大切にしていきたいですね。

ただ、なんでも「さあ!なんでも舐めていいよ!口に入れていいよ!」というスタンスというよりは、子どもの成長発達によって「お口に入れると、お腹痛くなっちゃうよ。」「お腹空いたのかな?美味しいご飯食べようか。」「お喉詰まって苦しくなっちゃうよ。」等と口に入れる以外の行為を知らせるのも必要だと感じます。

保育に正解はないものの、子どもの心に寄り添い、子どもの心を一緒に味わうことで、感じるもの、見えてくるものもあるのかなと思うことがあります。

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